仮面の主人公エンド、出生の謎
傭兵業を営む仮面一族の青年、エンド。正直、プレイ開始からエンディング直前までは、プレイヤーの分身キャラとして、その生い立ちに何の疑問も抱かずにいました。名前を変えられる・選択肢以外話さないといった主人公の場合、出生や背景が語られないことも多いじゃないですか。ストーリーでも空気になりがちで。だから、「仮面のやつ」みたいにイジられるのが嬉しいな!くらいの気持ちでいました。
ところがですよ。ラスボスの直前も直前になって発生するサブイベントで、彼の正体が急激に気になり始めます。その発端はキトからの手紙。指示通り、古代法石の力を集めて向かったキトの家で、2人の間に何らかの因縁があると明らかになりました。うーん、その答えも明らかになってくれればよかったんですけれども…。
エンドを招いたキトは、人払いをした後に昔話を語り始めます。彼の正体を知る上で重要な話であることは間違いないのですが、いかんせん核心をついてくれません。はぐらかされたり、ほのめかされたり、質問しても意図を教えてくれなかったり。このイベントが終わったあと確実にわかることといえば、アヴァロと取引していたのがキトだったことと、キトがエンドを羨望していたことくらいでしょうか。その他は「え。え。どういうこと」という大量の謎をまき散らして死んでしまいます。
やっかいなのは、その様々な謎の根底にあるのが「キトはエンドと同一の存在だった?」ということなんですよね。このせいで、「キトは何者だったんだろう」という問いがすべて「エンドって何者なんだろう」に繋がってしまい、ややこしくて仕方ないです。
キトと戦ったことで、雪世界の記憶「剣を交えた人々」の項目にキトが追加されました。その説明文がこちら。
”繰り出されるのは、まさに魔物の色に染め上げられた魔剣。しかし剣を交えればあることに気づくだろう。よく知るその太刀筋、そして「断末魔」からはキトの特別な思いが感じられるはずだ!”
「よく知るその太刀筋」、かあ。そういえば「回転斬り(エンド)/魔剣・円斬り(キト)」「叫ぶ(エンド)/咆哮(キト)」など技名が似ていますね。でも、エンドの場合これらは法石依存の技なわけで、法石は魔導商会が一般販売しているので、技そのものがエンドのオリジナルというわけではないですよね。そもそも、最初に回転斬りの法石をくれたのはキトだし。
たとえば傭兵10人がそれぞれ回転斬りを使ったとしても、流派やクセによって太刀筋に差がでる、という話かと思うのです。そうするとですよ。エンドくんのキャラ説明がこちら。
”師を持たず、剣技も戦いの中で自然と磨かれた我流である”
我流。我流ときましたよ。それなのに、キトの太刀筋をよく知っている。これはキトの流派の知り合いがいるとかそういう話ではないと思うんですよね。そんな人物の話は全く出てきませんし、突然すぎますので。キトの意味深な発言を考えてみても、「キトとエンドは大元の何かが同じ存在」ととらえられるのかなあ、と、思います。
2人は一体どういう関係なんでしょう?オープニングから考えても明らかに初対面ですよね。キトの方は、エンドのことを何か知っているか、何かを感じ取っているようでしたけれど。サブイベント時には、同じ存在であっても、自分は世界を変えられない魔物で、エンドは未来へ進める人間だってことをわかっていた感じでした。
サブイベントで、キトは自分が人間に化けた魔物であることを明かします。戦闘後に「(演技だと)気づいてたのか?」との発言をしますが、これに「なんの話だ?」と返すと「わかってたんだろう?ワシが世界の終焉なんぞに興味はないということを」と言われるので、『演技=エンドたちを殺して世界の終わりを見届けてやる』という部分だと思っています。それ以前の言葉は本心だったと考えます。
演技だと思われるセリフのはじまりは、「ワシは全力で君の未来をつぶすつもりだ。」それまでに出てくる、キト=魔物と思われるセリフはこんな感じです。
◆存在するもの全てが通じ合う。古代はそんな時代だったと聞く。信じられるか?それが本当なら人間も魔物も共存できたのかもな。
◆ワシは叫びそうになった。人間とはっ!!と!!
◆(自分も少数も犠牲にしないと答えた後)………!!なぜ? なぜだ?いや…すまない。やはり面白いな、人間は…。境遇や立場でまったく異なる考え方を持つ。
◆(お前は何者だ?とエンドに問われて)ワシは、人間に憧れながら何者にもなれなかった者…。
◆少数の人間とひきかえに魔物を遠ざけていたという話だが、キミらは魔物を制御できる者などいるはずない、と思ったのではないか?ワシは真実を知っているよ。それは、城主の取引相手が人間に化けた魔物…このワシだからだ。(※「城主の取引相手は仮面の男だった」と話すモブもいるので真実でしょう)
◆魔物から見れば…人間に憧れ、人間になろうとした愚かな魔物のなれの果て…といったところだろうがな。
◆ワシはな、エンド。人として生きる今が面白い。面白くて面白くて仕方がない。ワシは人間が愛おしい。
◆ワシが認めた人間エンド。キミの言葉は、ワシをより人間に近づけてくれる。
◆エンド、キミはワシの理想だ!理想の人間だ!
◇(戦闘後)キミは強くなった。戦士として、何より人間として。
これだけ言っているのですから、やっぱり、キト=魔物は真実なのかなあと思います。技も魔剣ですしね。しかし、これらのセリフを見ていると、同一存在とおぼしきエンドは人間である、という気がします。これは一体どういうことでしょうか。
そもそも、人間と魔物の境目が曖昧なのですよ、この世界は。古代では、人間と魔物という概念すらなかったようですし、現代でも、人間が魔物になってしまう例は度々あります。魔導商会の会長、鍛冶屋のケシー、そしてラスボスである青年も…。ジュリオンだって危なかったですよね。反対に、カブタン少年や、ユウニ温湖にとびこんだ魔物のように人間らしい心をもった魔物もいる。雪世界の記憶によれば、「魔物の体組成分は人間と全く異なっている」らしいのですが、元人間でも体が変容すれば魔物、元魔物でも体が変容すれば人間、ということなんですかね。
ここまでの内容をまとめると、「キトとエンドは大元の何かが同じ存在ではあるが、キトは人間に憧れながらも魔物にしかなれず、エンドは人間として生きることができた」という感じでしょうか。人間の定義もよくわかりませんが、エンドが人間というのは確かだと思うのです。あの、王家の遺跡ナニハナで人外チェッカーに引っかからなかったので。
というか、万一エンドが魔物だったりしたら、「この中にひとりだけ人間じゃないやつがいるぞ。誰だ」と聞かれた時にのうのうと「クオンだ」とか答えるイベントをつくらないと思うんですよね。その前にも「人間に化けた魔物を捕まえたよ!処分する?」みたいな質問と「処分しなくて正解。あと、あの者は正真正銘の人間でしたー」という流れもありますので、ナニハナの人間or人外チェッカーは正しく機能していると信じたいところです。
もしこれでエンドも人間じゃなかったら、イベントをつくった人に怒りますよ!笑
ただ、「人間じゃないの誰だ」という質問の時、真っ先に思い浮かんだのはキールでした。選択肢になかったですけど。なので、エンドが半人半魔だった場合も、チェッカーには引っかからないですね。
さて、エンドとキトの関係について確かなことは結局わからないのですが、共通点があります。もちろん、仮面の一族であることです。ですが、仮面の一族って謎じゃないですか。
恒例の、雪世界の記憶を見てみましょう。
”代々傭兵を生業としてきた一族。海の向こうからやってきた渡来種族とも、もともと島に住んでいた最古の種族とも言われているが実体のほとんどは謎。現在どのくらいの人数が活動しているのか、生き残っているのかすらも謎”
あー。全部謎だった。「仮面の一族のほとんどは人間で、キトが仮面をいいことになりすましていた」のか、「仮面の一族は実はほとんどが魔物で、エンドだけ特異点的に人間になった」のかも、これだけではわからないですね。「魔導商会の人体実験で生まれた半人半魔が逃げて寄り集まった一族」とかも考えられますし…。(キールや3姉妹などの希少種はその可能性が高いと思っています)
もし半人半魔とすると、実体が謎なのも、肉体的・精神的に強靱な者が多いことも、キト≒エンド?のような存在が生まれてくるのも頷ける部分がありますが、確証がありません。
他の要素も見てみましょう。気になっているのが、『なぜ仮面の一族の里がないのか』ということです。
ところがですよ。ラスボスの直前も直前になって発生するサブイベントで、彼の正体が急激に気になり始めます。その発端はキトからの手紙。指示通り、古代法石の力を集めて向かったキトの家で、2人の間に何らかの因縁があると明らかになりました。うーん、その答えも明らかになってくれればよかったんですけれども…。
エンドを招いたキトは、人払いをした後に昔話を語り始めます。彼の正体を知る上で重要な話であることは間違いないのですが、いかんせん核心をついてくれません。はぐらかされたり、ほのめかされたり、質問しても意図を教えてくれなかったり。このイベントが終わったあと確実にわかることといえば、アヴァロと取引していたのがキトだったことと、キトがエンドを羨望していたことくらいでしょうか。その他は「え。え。どういうこと」という大量の謎をまき散らして死んでしまいます。
やっかいなのは、その様々な謎の根底にあるのが「キトはエンドと同一の存在だった?」ということなんですよね。このせいで、「キトは何者だったんだろう」という問いがすべて「エンドって何者なんだろう」に繋がってしまい、ややこしくて仕方ないです。
■キトはエンドと同一の存在?
キトと戦ったことで、雪世界の記憶「剣を交えた人々」の項目にキトが追加されました。その説明文がこちら。
”繰り出されるのは、まさに魔物の色に染め上げられた魔剣。しかし剣を交えればあることに気づくだろう。よく知るその太刀筋、そして「断末魔」からはキトの特別な思いが感じられるはずだ!”
「よく知るその太刀筋」、かあ。そういえば「回転斬り(エンド)/魔剣・円斬り(キト)」「叫ぶ(エンド)/咆哮(キト)」など技名が似ていますね。でも、エンドの場合これらは法石依存の技なわけで、法石は魔導商会が一般販売しているので、技そのものがエンドのオリジナルというわけではないですよね。そもそも、最初に回転斬りの法石をくれたのはキトだし。
たとえば傭兵10人がそれぞれ回転斬りを使ったとしても、流派やクセによって太刀筋に差がでる、という話かと思うのです。そうするとですよ。エンドくんのキャラ説明がこちら。
”師を持たず、剣技も戦いの中で自然と磨かれた我流である”
我流。我流ときましたよ。それなのに、キトの太刀筋をよく知っている。これはキトの流派の知り合いがいるとかそういう話ではないと思うんですよね。そんな人物の話は全く出てきませんし、突然すぎますので。キトの意味深な発言を考えてみても、「キトとエンドは大元の何かが同じ存在」ととらえられるのかなあ、と、思います。
2人は一体どういう関係なんでしょう?オープニングから考えても明らかに初対面ですよね。キトの方は、エンドのことを何か知っているか、何かを感じ取っているようでしたけれど。サブイベント時には、同じ存在であっても、自分は世界を変えられない魔物で、エンドは未来へ進める人間だってことをわかっていた感じでした。
■キトは魔物で、エンドは人間?
サブイベントで、キトは自分が人間に化けた魔物であることを明かします。戦闘後に「(演技だと)気づいてたのか?」との発言をしますが、これに「なんの話だ?」と返すと「わかってたんだろう?ワシが世界の終焉なんぞに興味はないということを」と言われるので、『演技=エンドたちを殺して世界の終わりを見届けてやる』という部分だと思っています。それ以前の言葉は本心だったと考えます。
演技だと思われるセリフのはじまりは、「ワシは全力で君の未来をつぶすつもりだ。」それまでに出てくる、キト=魔物と思われるセリフはこんな感じです。
◆存在するもの全てが通じ合う。古代はそんな時代だったと聞く。信じられるか?それが本当なら人間も魔物も共存できたのかもな。
◆ワシは叫びそうになった。人間とはっ!!と!!
◆(自分も少数も犠牲にしないと答えた後)………!!なぜ? なぜだ?いや…すまない。やはり面白いな、人間は…。境遇や立場でまったく異なる考え方を持つ。
◆(お前は何者だ?とエンドに問われて)ワシは、人間に憧れながら何者にもなれなかった者…。
◆少数の人間とひきかえに魔物を遠ざけていたという話だが、キミらは魔物を制御できる者などいるはずない、と思ったのではないか?ワシは真実を知っているよ。それは、城主の取引相手が人間に化けた魔物…このワシだからだ。(※「城主の取引相手は仮面の男だった」と話すモブもいるので真実でしょう)
◆魔物から見れば…人間に憧れ、人間になろうとした愚かな魔物のなれの果て…といったところだろうがな。
◆ワシはな、エンド。人として生きる今が面白い。面白くて面白くて仕方がない。ワシは人間が愛おしい。
◆ワシが認めた人間エンド。キミの言葉は、ワシをより人間に近づけてくれる。
◆エンド、キミはワシの理想だ!理想の人間だ!
◇(戦闘後)キミは強くなった。戦士として、何より人間として。
これだけ言っているのですから、やっぱり、キト=魔物は真実なのかなあと思います。技も魔剣ですしね。しかし、これらのセリフを見ていると、同一存在とおぼしきエンドは人間である、という気がします。これは一体どういうことでしょうか。
そもそも、人間と魔物の境目が曖昧なのですよ、この世界は。古代では、人間と魔物という概念すらなかったようですし、現代でも、人間が魔物になってしまう例は度々あります。魔導商会の会長、鍛冶屋のケシー、そしてラスボスである青年も…。ジュリオンだって危なかったですよね。反対に、カブタン少年や、ユウニ温湖にとびこんだ魔物のように人間らしい心をもった魔物もいる。雪世界の記憶によれば、「魔物の体組成分は人間と全く異なっている」らしいのですが、元人間でも体が変容すれば魔物、元魔物でも体が変容すれば人間、ということなんですかね。
ここまでの内容をまとめると、「キトとエンドは大元の何かが同じ存在ではあるが、キトは人間に憧れながらも魔物にしかなれず、エンドは人間として生きることができた」という感じでしょうか。人間の定義もよくわかりませんが、エンドが人間というのは確かだと思うのです。あの、王家の遺跡ナニハナで人外チェッカーに引っかからなかったので。
というか、万一エンドが魔物だったりしたら、「この中にひとりだけ人間じゃないやつがいるぞ。誰だ」と聞かれた時にのうのうと「クオンだ」とか答えるイベントをつくらないと思うんですよね。その前にも「人間に化けた魔物を捕まえたよ!処分する?」みたいな質問と「処分しなくて正解。あと、あの者は正真正銘の人間でしたー」という流れもありますので、ナニハナの人間or人外チェッカーは正しく機能していると信じたいところです。
もしこれでエンドも人間じゃなかったら、イベントをつくった人に怒りますよ!笑
ただ、「人間じゃないの誰だ」という質問の時、真っ先に思い浮かんだのはキールでした。選択肢になかったですけど。なので、エンドが半人半魔だった場合も、チェッカーには引っかからないですね。
■仮面の一族って何だろう
さて、エンドとキトの関係について確かなことは結局わからないのですが、共通点があります。もちろん、仮面の一族であることです。ですが、仮面の一族って謎じゃないですか。
恒例の、雪世界の記憶を見てみましょう。
”代々傭兵を生業としてきた一族。海の向こうからやってきた渡来種族とも、もともと島に住んでいた最古の種族とも言われているが実体のほとんどは謎。現在どのくらいの人数が活動しているのか、生き残っているのかすらも謎”
あー。全部謎だった。「仮面の一族のほとんどは人間で、キトが仮面をいいことになりすましていた」のか、「仮面の一族は実はほとんどが魔物で、エンドだけ特異点的に人間になった」のかも、これだけではわからないですね。「魔導商会の人体実験で生まれた半人半魔が逃げて寄り集まった一族」とかも考えられますし…。(キールや3姉妹などの希少種はその可能性が高いと思っています)
もし半人半魔とすると、実体が謎なのも、肉体的・精神的に強靱な者が多いことも、キト≒エンド?のような存在が生まれてくるのも頷ける部分がありますが、確証がありません。
他の要素も見てみましょう。気になっているのが、『なぜ仮面の一族の里がないのか』ということです。
今回のパーティーメンバーで、唯一出生(出身地)が謎なのがエンドなんですよね。一番はじめに書いた通り、当初は「プレイヤー=主人公だからそういうもの」と考えていました。しかし、こんなにストーリー上で重要な存在であり、キトや、後述しますがラスボスの青年とも関わりがあるとほのめかされては話が別です。
セツナとヨミははじまりの村モル、キールは隠れ里イル、ジュリオンは騎士の村ヤーガ。皆ちゃんと故郷があるんですよね。クオンはユーテスの分身体、フィデスはラスボスによって生み出された存在であることが、物語の中であきらかとなりました。それなのに、なぜエンドの故郷がないのでしょう?
セツナとヨミははじまりの村モル、キールは隠れ里イル、ジュリオンは騎士の村ヤーガ。皆ちゃんと故郷があるんですよね。クオンはユーテスの分身体、フィデスはラスボスによって生み出された存在であることが、物語の中であきらかとなりました。それなのに、なぜエンドの故郷がないのでしょう?
里そのものがない、というのはおかしいと思うのです。なぜなら、エンドの初期法器「仮面族の証」にこう書かれているから。
”成人した仮面の一族が持つ証。族長に一人前と認められた時に渡される”
これを読む限りでは、最低でも「族長+未成年の仮面の一族」が暮らす里があると思いませんか?それなのに、ゲーム中に出てこない理由を考えてみました。
【1】イル同様に隠れ里なので、一族であるエンドが行こうとしなければ見つけられないところにある。
→イルも飛空艇で飛べばすぐ見つかる。それに、皆ラスボス前にゆかりのある土地で強い法石を探そうとしたのだから、里があるならエンドも族長に会いに行くと思う。
【2】里はあったが、エンドが成人し旅立った後に滅んだ。
→肉体的・精神的に強靱な者が多いのに?未成年者はともかく、族長がいればそんなことはないと思う。また、もし魔物によって滅んだのなら、その魔物を抑制する存在であるいけにえ殺しを引き受けるかなあ。
【3】里はあるが、雪世界の外にある。
→個人的に推したいのがこの説なんですが…。実は、仮面に関する法器がもうひとつあるんです。「仮面戦士の心」というものなんですが、説明は”異国の文字「忠」が刻まれた小手。何かの血により黒ずんでいる”。
「異国」です。以前の記事に書きましたが、雪世界に国はおそらく一つしかありません。今は滅びたジュリオンの祖国です。また、地形としても「本島」と呼ばれる島+周辺諸島のみの世界です。それなのに、世界には「他の国」や「大陸」があるらしいので、それは雪世界の外にあるのだと考えました。仮面の一族の里も、この法器が示すとおり、雪世界の外にあるのではないでしょうか。それなら飛空艇で飛び回っても見つからないでしょう。…ただ、「仮面族」と「仮面戦士」は別物、ということであれば、この説もあやしくなってしまいますけどね。
それでも、エンドがオープニングのタウの森で『セーブポイント』をはじめて見た様子だったこと。歴戦の戦士なのに『法石』を知らない様子だったことを考えると、実は里だけでなく、エンドそのものが「雪世界の外」から迷い込んだ存在という可能性も…うーん、でもじゃあ同一存在っぽいキトは何?あっわからなくなってきた…!!!
そして。
■突如提示される、エンドと青年のつながり
開発者の方々が、スタッフロールにさらっととんでもないことを仕込んでくれていました。
いや、わたし声優さんは詳しくないので、プレイ中はキャラの声が誰とか全く気にしていなかったのですけど…。これ、どうなんでしょう…。RPGで、主人公の声の人に意味なくラスボスの声たのみます?
ソシャゲでいっぱいキャラがいて、声優さんがひとり何役もしているという性質のゲームとは違うじゃないですか。アニメですけど、「孫悟空・孫悟飯・孫悟天/野沢雅子」は血縁関係だからですし、「地場衛・タキシード仮面・エンディミオン/古谷徹」だって同一人物だったり前世だったりするわけで。青年とエンドにしたって、これは何か関係があると勘ぐってしまいますよ。