水の器: ピオフィオーレの晩鐘 ネタバレ感想&続編希望(8)サブキャラ ピオフィオーレの晩鐘 ネタバレ感想&続編希望(8)サブキャラ - 水の器

2018年10月3日水曜日

ピオフィオーレの晩鐘 ネタバレ感想&続編希望(8)サブキャラ

ピオフィ感想記事、最終回です。サブキャラへのちょっとした感想。

【エミリオ】
”理外の存在”である彼がいることで、ファルツォーネが守ってきた伝承や奇蹟が確かにあるという裏付けにもなっていて、良かったです。

続編があるなら、ファルツォーネと教国を見守る立場になった経緯をぜひぜひ知りたいですね。ファルツォーネに手を貸した一族の”末裔”と言っていますが、どうやらエミリオ自身が2000年の時を生きて?いるようですし。

聖遺物と呼ばれている彼なのか、それともただの人間だったのに理を外れたのか。立ち位置がよくわかりませんが、もう鍵の乙女システムはやめたほうがいいと思いますので、エミリオも役目から解放されてほしいです。理の中に引き戻すなり、主人公も理を外れて、一人ぼっち?の彼に寄り添うなり。主人公の祖先と関わりがあったりしないかしら。2人は姉弟のように似ていますよね。

【ロベルト】
ロッビィへの好感度はかなり高いところからスタートしました。物語がロッビィの語りから始まるので身近に感じますし、頭は固いけれど真面目で、よそから来たのならマフィアに嫌悪感を持つのも当然かなと思っていました。

ところが最初にニコラルートへ進んだので、どんどん挙動がおかしくなる彼。あれ…ちょっとこじらせてる、けど…うん、根はいいやつってマルコも言ってるし…。きっとわかり合える。これからたぶんニコラとの友情を通して、マフィアにもいいところがあるって分かってくれるはず。
心の中で何度もいいほうにロッビィをかばっていました。マルコと同じような心境。

そのマルコを撃った時に、もう本当に諦めました。彼を。いやいやいやそれはもうあかんわロッビィ。と声に出して言いました(笑)

ニコラのページにも書きましたが、彼は法で裁かれて欲しかったです。犯罪者のマフィアにころされるより、自分が最も信を置いている正義=法に「お前は間違っている」と判断されることのほうが何倍もつらかったはずです。

大団円ルートでは狂わず、心を操られかけていたマルコの目を覚まさせる活躍までしていて本当に良かった…。ローマ警察の思惑通りというのも少し癪ですが、清濁併せ呑む刑事に成長していけそうですね。

【ラン&フェイ】
すこし病的な共依存、良かったです。2人とも大好き。特にランがもう見た目も中身も声も可愛くって。立ち絵が出るたびにまじまじと見てました。爪かわいい~。気の滅入る出来事が次々と起こる楊ルートで、賑やかなランとフェイは癒やしでしたね。

そして大団円ルートの胡麻団子のくだり、なんですかあれは!!!!!可愛い。可愛すぎる。血と硝煙けぶるマフィアものを読んでいることを忘れて和みました。

【レオ】
初回プレイのニコラルートで、「もしや真犯人なのでは」などと疑ってしまったことを全力でお詫びしたい。いつもありがとう…。何があってもファルツォーネと主人公に献身的で、以降は誰のルートで登場しても安心感がありました。

基本的にいつも敬語で低姿勢のため、オルロックにぞんざいな口調だったり、カルロに話しかけたりしている時の彼は新鮮味があって良かったです。大団円ルートで、黒幕に唆されようとも揺らがなかったところも好き。

少し気になったのは、拾われっ子なので血統重視のファルツォーネでは下っ端という設定がありながら、重要な任務を任されすぎということですかね。カポの隠れ家を知らされたり、鍵の乙女の護衛を任されたり、たしかファルツォーネの中でも幹部クラスを集めた会議にも出席していたりと…。

まあそこは立ち絵のあるキャラだし、というメタな割り切りが出来る範囲ではありますけど。ドミニクの立ち絵があってもよかったんですよ(笑)

拾ってくれた人に恩義を感じて尽くす、オルロックに通じるところがある人なので、2人のショートストーリーなども読んでみたいなあと思いました。

【オリヴァー】
敏腕弁護士なオリヴァー。酔ってふにゃふにゃになるオリヴァー。走って逃げるオリヴァー。ギルと主人公の事後を察して目をそらすオリヴァー。一人で勝手にダンテと話をつけてきたギルにキレるオリヴァー。獄中のギルから預かった伝言を主人公に伝えないオリヴァー。

ただただ好きです。いいキャラすぎます。

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これで、ピオフィオーレの晩鐘 感想記事は終わりです。素敵なゲームをありがとうございました。